病気の子どもを育てる親が、前向きになる方法を考える

会社員の夫と共に、持病をもつ娘の子育てに奮闘する会社員(育休中)のブログ

病気の子どもに対して親ができることは?

はじめに

病気に苦しむ娘と接していて、親としてできることが何もないと感じるときがありました。

子どもの病気を代わってやることはできないんだな、親なのに何もできないんだな、と無力感に襲われました。

 

ご本人やご家族が病気になったことがきっかけで怪しい宗教にハマる例を聞いたことがありますが、そうしたくなる気持ちが少しだけ理解できたような気がします。

困ったときは神頼み!だとは思いますが、ほどほどにしておかないと、生活が破滅しかねないです。

一旦冷静になって、病気の子どもに対して親ができることを考えてみたので、共有します。

 

 

◆目次

 

 

病気の子どもに対して親ができること

 

病院に連れていく

当たり前のことですが、親ができることの中で一番重要なことだと思います。

 

娘はまだ話せない年齢なので、体調不良を言葉で訴えることはできませんし、自力で病院に行くことはもちろんできません。

日々子どもの様子を見て、「なんかおかしい」と体調の異変を察知し、病院に連れていくことができるのは、親だけです。

 

もし私と同じように無力感に襲われている方がいれば、まずは、子どもを病院まで連れてきて、適切な治療を受けさせることができた自分を、ぜひ褒めてあげてください。

少しだけ、前向きになれると思います。

 

同意書の内容を理解する

娘の治療にあたり、今まで何枚の同意書にサインをしたか分かりません。

法律的なことにはあまり詳しくないのですが、親の同意がなければ、行えない検査・治療がたくさんあるのだと思います。

特に、街のクリニックでは行わないような検査・治療を行う場合に、同意書へのサインを求められるように思います。


子どもへの輸血を親が拒否する例がたまにニュースになっていたりしますが、子どもに適切な治療を受けさせるために、同意書へサインすることは親の重要な役割だと思います。

もちろん、不明点や疑問があれば医師や看護師にしっかりと質問をして、納得した上で同意書にサインをすることが必要だと思います。

 

娘の検査についての同意書に初めてサインをしたとき、その日行う検査の目的や検査の仕組みだけではなく、検査を行うことのリスクが記載されていました。

検査のリスクよりもベネフィットの方が大きいことは理解できたので迷わずにサインをしましたが、リスクを負うのは娘なのに、娘の同意を得ることなく親がサインをするのかと、いざサインをする段になって、親の責任の大きさを感じました。

また、続柄欄に母と書いたときに、「あぁ、私って母親なのか」と謎のしみじみとした感情が湧いたのを覚えています。

 

話が少し逸れましたが、親の同意が無いとせっかく病院にいるのに何もできない、という事態になってしまいますので、しっかりと説明を聞いて、同意書にサインをするようにしてください。

 

治療に必要なお金を稼ぐ(or納税する)

これも重要な親の役割ですね。

私の住む自治体は大変ありがたいことに、子どもの医療費の自己負担分を全額助成してくれているのですが、マイナス思考が極まっていた時には「娘のためにお金を払うことすらできないのね…私って無力…」とか思っていました。笑

今まで娘にかかった医療費が自己負担だった場合、結構恐ろしい金額になっていたと思うので、全額助成を決めてくれた方々、税金を納めてくださっている方々には頭が上がりません。

本当にありがとうございます。

今後もこの制度が継続できるよう、親として納税に励む所存です。

 

子どもの医療費の自己負担額は地域によってまちまちのようですが、健康な子どもでもしょっちゅう病院に行くと思うので、全国一律で無償とするのが少子化対策には必要では、と個人的には思います。

子どもに税金がたくさん使われていることについて過去記事に書きましたので、よければご参照ください。

kosodate-maemuki.hatenablog.com

 

病気に立ち向かう子どもを応援する・励ます

いざ子どもの治療が始まったら、子どもを応援し、励ますことが、親の最も重要な役割だと思っています。

子どもが一番不安を感じていると思いますので、子どもの前では、親の不安な顔は見せないほうがよいと思います。

病気に立ち向かう子どもにどのように接するか、過去記事に書きましたので、良ければご参照ください。

kosodate-maemuki.hatenablog.com

 

快方を信じて待つ

病気の子どもに限らず、子育ては待つことだな、と日々感じます。

子どもが健康であっても、親が子どもにしてやれることはあまり多くなく、子どもの力を信じて待つことしかできないのだな、と思います。

親としてできることを思いつく限りやった後は、子どもを信じてじっと待つのみです。

 

 

おわりに

病気の子どもに対して親ができることを考えてみましたが、やはりできることはほとんどないのが現実です。

ただ、ここで落ち込んでいても、子どもの病気が良くなるわけではないので、親としてベストを尽くした自分を褒めてあげてほしいな、と個人的には思います。

子どものために、悩んで、迷って、頑張って、それだけで親としては十分ではないでしょうか?

あとは、子どもを信じて一緒に待ちましょう。

 


本記事は以下の書籍を参考にして執筆しました。

佐々木正美「子どもへのまなざし」,福音館書店,1998年7月

言わずと知れた育児書のベストセラーです。
友人に勧められて妊娠中に読みましたが、子育てを始める前にこの本に出会えてよかったです。
今後も事あるごとに読み返すと思います。

 


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子どもの病気を「かわいそう」と言われてモヤモヤするのはなぜ?

娘が生まれてから、そして娘に持病があると分かってからはより一層、周囲の人から温かい言葉をたくさんもらって、励まされたり、癒されたりしてきました。

 

しかし、私の心の狭さ故に、たまに周囲の人からの言葉が引っかかるときがありました。

それは、娘や私に対して「かわいそう」と言われたときです。

おそらく、その言葉をかけた人は皆、私たちのことを本当に心配してくれていたように思います。

 

それでも、ある日「かわいそう」と言われてモヤモヤしている自分に気付き、なぜモヤモヤするのか考えてみました。

これまでにも「かわいそう」と言われたことは何度かあると思うのですが、今のようなモヤモヤを感じたことは全くありませんでした。

 

思い返すと、私の不注意で骨折したときや、とても口が悪い先輩の下で働いていたときに、周囲の人から「かわいそう」と言われた記憶があります。

確かに、多少なり辛かった経験ではありますが、娘の病気によって娘が経験した辛さはその比ではないと感じます。

また、娘の病気で一番辛い思いをしているのは当然娘なのですが、私にとっても、これまでの人生で最も辛い経験であることは間違いありません。

 

これまでに「かわいそう」と言われたときには、辛い状況ではあったものの、なんとなくそれを乗り越えられる見通しがついていたように思います。

骨折は時間が経てば治るだろう、口が悪い先輩もいつかは異動するだろう、と思って我慢できました。

 

それに対して、娘の病気にまつわる辛さ・悲しさは、これまでの人生で最も大きいものですし、現在進行形でいつ終わるのか分かりません。

親として娘と一緒に乗り越えなければなりませんが、正直なところ、どうやって乗り越えるかの見通しは、現時点ではついていません。

 

ものすごく悲しくて、辛くて、自分でもどうすればいいのか分からない状況で「かわいそう」と言われてしまうと、(被害妄想込みで)突き放されたような感じがして、ただただ悲しみが大きくなってしまうように思います。

 

自分に向けて「かわいそう」と言われた時は、自分でなんとかして立ち直ることにして、娘に向けて「かわいそう」と言われた時には、すかさず私から「頑張ってるね」「辛い治療も必ず終わるからね」と前向きな言葉をかけるようにしたいです。

また、今後は安易に他人対して「かわいそう」という言葉を使わないようにしようと思いました。

 


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私たち親子が付き添い入院をしなかった理由と入院体験談

最近、子どもの付き添い入院がSNS等でよく話題に上っていますね。

娘の入院を経験した私としては非常にホットな話題なので、私の経験と考えについて書きたいと思います。

 

私たち親子の場合は、付き添い入院はしませんでした。

というより、娘が入院した病院はコロナの影響もあり付き添い入院NGで、付き添い入院したくてもできませんでした。

面会についても、1日につき1人のみ&1回まで&数時間まで、と娘に会える時間はかなり限られていました。

裏を返せば娘を24時間見守る体制が整っている病院で、ありがたい限りでした。

 

娘に会える時間が少なくてとても不安になりましたが、当の娘は環境の変化に動じないタイプなのか、入院中もあまりにいつも通りで拍子抜けしたことを覚えています。

看護師さんが皆とても優しく娘と接してくださって、娘は誰にでも笑顔を振りまいていました(娘は親に似ず愛されキャラだと悟る)。

私が面会に行っても
「ママが来た!!」
というようなリアクションはなく、
「ん?なんか用?」
と言わんばかりのご様子でした。

娘のためではなく、私と夫が娘に会いたいので面会していた感じです。笑

私が帰る時も、私はうしろ髪を引かれる思いで帰るのに、娘が別れを惜しむ様子は一切ありませんでした(ほっとするような悲しいような)。

 

親と離れて娘は心細いのではないかと心配ではありましたが、親である私と夫が、娘の様子を見て
「まぁ意外と大丈夫そう」
と思えたので、それ以上は過度に心配しないことにして、1日も早く退院できるよう祈るしかありませんでした。

 

また、付き添い入院しなくても大丈夫そうと思えたのは、娘がまだ0歳だった、というのも大きかったと思います。

娘の入院中に、同じ時期に入院していた2~5歳くらいの子どもたちが、寂しそうに泣いている姿をたくさん目にしました。

あまりにもかわいそうで、せめてもの慰めに
「欲しいものある?おばさんが買ってあげる!」
と話しかけたくなりました(ただの不審者)。

 

娘にとって必要だから入院していましたし、病院のルールで付き添い入院NGなので、それ以上考えても仕方がないな、と割り切っていました。

24時間娘を見守ってくださった病院の方々には感謝してもしきれないです。

 

ただ、娘が入院したからこそ分かったことがあります。

それは、病室に長時間いることは、子どもはもちろん、親にとってもものすごくしんどいことだ、ということです。

 

常にどこかからモニターの警告音が聞こえてきますし、泣き叫ぶ子どもの声も聞こえます。
病気に苦しむ子どもとも、常に向き合わなければなりません。

必然的にネガティブな考えがどんどん浮かんできて、生気を吸い取られるような感覚を覚えました。

 

長時間病院にいる医療従事者は特殊な訓練を受けた方々なんだと思い、尊敬の念を覚えました。

特殊な訓練を受けていない一般人が病室に長くいると、気持ちが落ち込んで当然だと思います。

 

個人的な意見ですが、気力・体力ともに疲れ切った親が24時間そばにいるよりも、限られた時間でも常に笑顔で励ましてくれる親がそばにいる方が、子どもにとってもよいのではないでしょうか。

もし仮に、付き添いに関する私の自己中心的な要望が通るのであれば、気力と体力の許す限り娘に付き添って、娘の前で笑顔をキープできないと感じたら一旦帰宅して、英気を養ったらまた病院に戻る、という付き添い方を希望すると思います。

 

入院中の子ども本人の様子はどうか、病院が付き添い入院OKか・強制か、きょうだいがいるか、親の仕事の状況はどうか、手伝ってくれる祖父母はいるかなど、子どもの入院をとりまく状況は人それぞれかと思います。

様々な状況から
「付き添い入院すべき・できる・したい」
と親が判断したのであれば、その親子は付き添い入院をすべきなのでしょう。

でも、親が付き添うことに疲れた時は、一旦家に帰って休息するほうが健全ではないでしょうか。

 

また、これは私のワガママにはなりますが、付き添い入院をするかどうかについて、子ども本人と親以外の人は、一切口を出さないでほしいな、とも思います。

私は、
「付き添い入院しないなんて子どもがかわいそう!」
と周囲の人から言われたとき、なんと言えばいいか分かりませんでした。

乱暴な意見ですが、子どもとの付き添い入院で絶えず笑顔をキープできた人だけが
「付き添い入院すべき!」
と主張してほしいですね。笑

 

もし周囲に子どもが入院している親子がいるのであれば、その親子の決断を尊重すると同時に、親子の求めに応じて、あなたができる範囲のサポートをしていただけると嬉しいな、と思います。

 

看護スタッフの人手不足等で限界があるかとは思いますが、付き添い入院を病院側から強制されることも、できればなくなるとよいですね。

 


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大きな病院の待ち時間の長さにイライラしたときにオススメの考え方

はじめに

別記事にも書きましたが、総合病院・公立病院・大学病院などの大きな病院は、待ち時間が長い傾向にあるようです。

娘が通っている大きな病院も、失礼ながら待ち時間が長いです。

 

今回は、そんな大きな病院の待ち時間の長さにイライラした経験のある方に向けた記事になります。

 

そもそも、街のクリニックと違って大きな病院は患者から選ばれる立場ではありません。

大きな病院は、高度な医療を必要としている人(例:紹介状をもらった人、救急搬送された人)に、街のクリニックでは対応できない高度な医療を提供する場だと理解しています。

 

街のクリニックだと患者はお客さまのような対応をしてもらえることが多いですが、大きな病院ではそんなことないなと、娘と通院して感じていました。

また、大変失礼ながら、街のクリニックよりも口調が鋭い方が多い印象でしたし、なんとなく雑に扱われているな、と感じることもありました。

 

そんな大病院へのあまり良くない印象が一変する出来事がありましたので、ご紹介します。

 

大きな病院で待たされなかった体験談

ある日、娘の様子がいつもと違っていて明らかにおかしかったのですが、育児書を見ても同じような症状は書いてありません。
ググってみても何も分かりませんでした。

心配になってすぐに近所のかかりつけ小児科に連絡し、その日の夕方に受診しました。

 

受診したタイミングではいつも通りの様子に戻っていて、先生には

「今はいたって元気で異常はないように見えるので、一晩家で様子を見て、明日の朝も様子がおかしかったら電話してください」

と言われて、その日は帰宅しました。

 

しかし、その夜も、次の朝も、様子がおかしくなっては元に戻る、というのを繰り返していたので、かかりつけ小児科に電話すると、

「念のため○○病院(娘が通っている大きな病院)を受診してください」

と言われました。

 

「予約なしの受診かぁ~これはめちゃくちゃ待たされそうだな~」

と思いながら娘が通っている診療科に電話をかけ、看護師さんに娘の状況やかかりつけの先生から言われたことを説明すると、

「本日診察しますので来てください」

と言ってもらえました。

 

ちょうど娘の離乳食の時間が迫っていたので、能天気な私は、

「外来の受付時間は何時までですか?娘に離乳食をあげてから向かいたいのですが…(どうせ何時間も待たせるんでしょう??)」

と聞いたら、

「空腹じゃないとできない検査もあるのですぐ来てください!万が一来る途中で意識を失うことがあればすぐに救急車を呼んでください!」

と言われて、そのとき初めて事の重大さを理解し、ドキドキしながらすぐに病院に向かいました。

 

病院に着くなり看護師さんがすぐに来て、娘に心拍と酸素飽和度を測るモニターをつけて、

「様子がおかしくなったらすぐに呼んでください!」

と言われ、スタッフ用のインターホンの場所を教わりました。

普段の受診とは全く違う、迅速な対応でした(失礼)。

 

しばらく待合室で座っていると再び様子がおかしくなったので看護師さんを呼ぶと、娘の様子を見るなり

「何かあったときすぐ処置できるように、お部屋で待っていてもらえますか?」

と言われて、その日たまたま空いていた診察室に通されました。

まさか待ち時間に個室をあてがわれるなんて思ってもみませんでした。

 

程なくして主治医の先生が来て診察・検査を行ったところ、娘は即日入院となりました。

さすがに冷静ではなくなっていた私に、主治医の先生はいつもより丁寧かつ穏やかに、娘の病状について説明をしてくれました。

 

そこからベッドの確保などの事務手続きの待ち時間があるので、そのまま診察室で待っているように言われました。

結構長時間待たされていたのですが、娘に何かある度にすぐに看護師さんが駆けつけてくれました。

それだけではなく、看護師さんが

「お母さんトイレとか行かなくて大丈夫ですか?」

「そういえばお母さんお昼食べてないですよね?売店行ってきてください!」

と言ってくれて、娘だけでなく私にまで気を遣ってくれました。

 

私はあまりの急展開を受け入れるのに精一杯だったので、先生や看護師さんの優しさがとてもありがたかったです。

病院に対して「いつも待ち時間長いな」「対応が雑だな」なんて思ってしまって申し訳なかった、と反省しました。

 

おわりに

過去に待ち時間が長いと思ったときには、緊急入院した娘のように急ぎで対応が必要な患者さんがいたのかもしれません。
入院していた患者さんの具合が急に悪くなり、その対応に追われていたのかもしれません。

 

限られた人員と設備でより多くの命を救うために、ある程度優先順位をつけた対応が必要になることは、医療従事者ではない私でもなんとなく想像がつきます。

 

この一件以降、大きな病院で待たされているうちは大丈夫なんだな、と思うようになりました。

少々無理矢理な考え方ではありますが、大病院で待たされる優先順位の低い患者であることを喜ぶのはいかがでしょうか?

元気でいられることは、何よりも喜ばしいことだと思います。

 

好きな本や雑誌でも読みながら、穏やかな気持ちでゆっくりと診察を待ちましょう。

 

大きな病院を受診する際には、以下の記事もぜひ参考にしてください。

kosodate-maemuki.hatenablog.com

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 


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検診やかかりつけの病院で紹介状をもらった時に親がすべきこと

大きな病院を受診する際の準備について以前書きましたが、そもそもその前に立ちはだかる不安があります。

その不安とは、検診や街のクリニックで「精密検査が必要」などと言われて、大きな病院や専門医がいる病院への紹介状をもらうことです。

 

娘の場合は、生まれてすぐに出産した病院から紹介状をもらいましたし、その後の検診でも何度か紹介状をもらいました。

今まで紹介状をもらった枚数では、近所の子どもたちに負ける気がしません。笑

また、集団検診の途中で我々親子だけ別室に通された時の戸惑いは今も覚えています。(プライバシーへのご配慮本当にありがとうございます)

 

紹介状をもらうと「うちの子に病気があるのか?!」「精密検査で異常が見つかったらどうしよう…」と、ものすごく不安になりますよね。

異常が疑われた所見についてググったりなんかしてしまうと、可能性のある病名が(恐ろしい順に?)ズラーっと出てきて、それはもう冷静ではいられなくなります。

 

しかし、親は冷静かつ前向きに、親の役割に徹するしかありません。

 

もし紹介状をもらったならば、「設備が整った病院や、専門医のいる病院で詳しく検査してもらえるんだ!」とポジティブに捉えるのはいかがでしょうか。

詳しく検査してみて、何も異常がなければそれが一番の安心材料になりますし、何か病気が見つかったのであれば、症状が悪くなる前に早期発見できた、ということになります。

私は医療のプロではありませんが、病気はなにより早期発見が重要だと思います。

 

娘の場合は、紹介状をもらって詳しく検査してみたら、異常が疑われた所見とは関係のない別の病気を早期発見し、治療を開始することができました。

病気が見つかったのは本当に偶然だったと思います。

もしも紹介状をもらっていなかったら、ある日突然救急搬送され、ひょっとすると手遅れになっていたかもしれません。

娘に紹介状を書いてくれた先生、紹介状とは関係のなかった娘の病気を見つけてくれた先生には、感謝してもしきれません。

 

もしお子さんの紹介状をもらって不安に思っている方がいれば、何よりもまず、早めに紹介先の病院を受診するようにしてください。

 

個人的な意見にはなりますが、紹介状に書かれている内容について、紹介先を受診する前にググるのはあまりおすすめできません。
(ググりたくなる気持ちはものすごく分かります)

その時点ではおそらく、疑われる病気の候補がとても多いはずです。

その全てを把握することは現実的ではないですし、それらを把握したところで医者ではない親にできることはありません。

インターネット上にある病気の情報が正確かどうか素人には判断できませんし、可能性のある病気が事前に分かったところで、不安が大きくなるだけです。

 

紹介先を受診して何か病気が見つかったら、医師からの説明をよく聞いて、それでも不安や疑問が残れば、そこで初めて病名をググるのが良いのではないかと思います。

病名が具体的に分かっていれば、同じ病気と戦っている方や、その病気の専門家が書いた記事などが見つかるかもしれません。

この段階でググることは、紹介状をもらった時と違って、あなたにとって役立つ情報が見つかる可能性が高いと思います。

 

繰り返しになりますが、紹介状をもらったら、早めに紹介先の病院を受診するようにしてください。

子どもを病院に連れていくことが、一番の親の役割だと思っています。

 

大きな病院を受診する際には、以下の記事もぜひ参考にしてください。

kosodate-maemuki.hatenablog.com

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 


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赤ちゃんが大きな病院を受診するときの持ち物リスト!0歳児に必要な準備は?

娘がお世話になっている大きな病院は、失礼ながら外来の待ち時間が非常に長いです。

予約時間が決まっていて、当然その時間に間に合うよう病院に行きますが、予約時間通りに診察してもらえたことはありません。

予約時間からだいたい30分〜2時間遅れるのですが、どれくらい遅れるのかも日によってまちまちで、いつ呼ばれるか読めないのもストレスだったりします。

 

娘の通っている病院が時間にルーズなのか?と思っていたら、大きな病院に通った経験のある知人は口を揃えて「待ち時間が長い」と言っています。

なぜ待ち時間が長いのかの議論はさておいて、ひとまず「大きな病院は待ち時間が長いもの」と思っておいたほうが良さそうです。

 

そこで今回は、総合病院・公立病院・大学病院などの大きな病院を赤ちゃん(0歳児)と初めて受診する方に向けて、大きな病院を受診する際に準備しておくとよいものについて、シェアしたいと思います。

※病院によって設備・ルール等異なると思いますので、筆者のイチ経験談としてご参考ください。

 

 

◆目次

 

 

ベビーカー

病院によってはコットやベビーチェアがあるところもあるのかもしれませんが、娘が通っている病院の待合室には、大人が座るソファしか置いてありません。

赤ちゃんが座る&寝る場所として、ベビーカーがあった方がよいと思います。

 

娘が通っている病院では、総合受付でA型ベビーカーの貸し出しを行っていて、何度か利用させて頂きました。

雨の日などは、抱っこ紐+タクシーで病院に行き、受付で借りたベビーカーで病院内を移動、という様に使えるので、非常に便利でありがたいです。

ベビーカーの持参が難しい場合には、受診予定の病院でベビーカーの貸し出しをしているかどうか、調べてみてはいかがでしょうか。

 

 

抱っこ紐

基本的にベビーカーでおとなしくしていられる赤ちゃんであっても、抱っこ紐は持参しておいた方がよいと思います。

繰り返しになりますが、大きな病院は待ち時間が長いです。

赤ちゃんがぐずってしまった時に備えて、抱っこ紐を持っていきましょう。

娘は抱っこ紐でお昼寝しながら診察を待つことが多いです。

 

 

液体ミルク or 粉ミルク+お湯(ミルク育児の場合)

娘が通っている病院の授乳室には、デパートやショッピングモールの授乳室にあるような調乳器の用意は無かったので、液体ミルク or 粉ミルク+お湯の持参が必要でした。

 

診察の待ち時間が長かったり、いろいろと検査をしていて時間が長引いてしまったりすると思うので、必要だと思う回数+1回分を予備として持っていくことをお薦めします。
(私は何度も予備のミルクに助けられました…)

 

また、私の経験では、家を出る前に授乳してお腹いっぱいにしておいたけれど、結局病院で数時間待たされてしまって授乳のタイミングを逃し、空腹で泣きわめく娘をなだめながら診察してもらう、ということが何度かありました。

赤ちゃんの授乳間隔にもよりますが、家を出る前に授乳するのではなく、病院に着いて受付を済ませてから、待合室でミルクをあげながら待つという手もあります。
※待合室が飲食禁止のところもあると思いますので、ミルクをあげてよいかどうか病院のスタッフの方に聞いてください

お腹いっぱいになると眠くなる赤ちゃんも多いと思いますので、
病院に行って受付する→待合室でミルクをあげる→お昼寝しながら診察を待つ
という流れにすると、親も結構楽になります。

 

ただ、注意点として、その日行う検査の種類によっては「○時間前から食事禁止」という様な制限がある場合があります。

そもそも受診前に食事をしてよいかどうか、予約をとるときや受付時に確認しておくと、安心かと思います。

 

 

授乳ケープ(母乳育児の場合)

長い待ち時間をやり過ごすために、母乳をあげている場合は授乳ケープを持参することをお薦めします。

 

娘が通っている病院には授乳室がありますが、待合室に衝立を置いて入り口にカーテンを付けたもので、部屋というよりブースのような感じです。

中も待合室と同じソファが置いてあるだけで個室ではありませんし、清掃員の方が頻繁に出入りしていました。

授乳室が用意されているだけでありがたいので文句は言えませんが、なんというか、授乳室にしては開放感がありすぎました。笑

 

授乳室の様子は病院によってそれぞれだとは思いますが、どんな環境でも落ち着いて授乳するためにも、母乳育児の方は授乳ケープを持っていくことをお薦めします。

授乳のタイミングについてはミルクの項目に詳しく書いていますので、併せてご参照ください。

 

 

おやつ(必要であれば)

離乳食がある程度進んでいて、おやつを食べている赤ちゃんであれば、おやつも持って行くと安心かもしれません。

おやつを食べればご機嫌になれる子も多いですよね。

※待合室での飲食ルールや、診察前に食事をしてよいかどうかは、病院の指示に従ってください。

 

 

(いつもより多めの)オムツ

長丁場になることを覚悟して、いつもより多めにオムツを持っていきましょう。

娘の通っている病院では、診察の前に身長・体重を測るのですが、そのときにもオムツを替えたりするので、病院に行くときはオムツの消費がいつもより早いです。

 

病院の売店にオムツが売っている場合もありますが、大きな病院は広くて買いに行くのも大変なので、初めから多めに持っていったほうが楽です。

 

 

おもちゃ

赤ちゃんがお腹は空いてない、オムツもきれい、眠くもない、という時はおもちゃで退屈しのぎです。

 

街の小児科ではキッズスペースがあるところも多いですが、娘が通っている病院にはそのようなスペースはありません。

小児を対象とした診療科が複数ある病院なので、いつも待合室にはたくさん子どもがいますが、皆それぞれ持参したおもちゃで遊んでいます。

 

待合室で音の出るおもちゃで遊ぶのは周りの迷惑になるかもしれないので、なるべく音が出ないおもちゃがオススメです。

お気に入りの絵本を小声で読み聞かせるのもオススメです。

 

 

大人の飲み物・おやつ

子どもの持ち物に気を取られて忘れがちですが、長時間待っていると、大人も喉が渇くし、お腹が空きます。

病院は割と空調が効いていると思うので、冬でも飲み物を持って行っておいたほうが安心です。

空腹対策として、ささっと食べられるアメ・チョコ・グミなどがあれば、帰るまでの数時間は耐えられるかと思います。

 

病院に売店があるところも多いかと思いますが、だいたい入口付近にあって、待合室からは遠いです。

いつ呼び出されるか分からない状況で待合室を長時間離れるのも気が引けるので、私はいつも予め飲み物とおやつを用意して病院に行っています。

 

 

(可能であれば)大人2人

子どものおむつ替え・授乳、親がトイレに行きたくなったときなど、診察を待っている間ずっと待合室に張り付いているのは現実的ではありません。

とはいえいつ呼ばれるか分からないし、一旦離れて戻ってきた時に呼ばれたかどうかを確認するのも面倒です。

 

きょうだいがいる場合や仕事の都合がつかないなど、なかなか難しい場合も多いとは思いますが、大人2人で行くと、肉体的にも精神的にもかなり楽になります。

夫婦で行くも良し、祖父母を頼るも良しです。

※コロナの影響もあり、付き添いの人数を制限している病院も多いので、必ず病院のルールに従ってください。

 

あまり大人数で行くと待合室が混雑して迷惑になると思いますが、待合室で赤ちゃん+大人1人で長時間待つのは結構疲れるので、大人2人で行ってもいいのでは、と個人的には思います。
(甘ったれんな、という声がどこかから聞こえてきそうです笑)

 

大人が2人いれば、

  • 病院に着いて1人が受付を済ませる間に、もう1人が子どものおむつ替えと授乳を済ませる
  • 診察後、1人が会計を済ませる間に、もう1人が子どものおむつ替えと授乳を済ませる
    (大きい病院は会計待ちの列も長い…)

という感じに、とても効率的に行動できるのでオススメです。

 

以前、あまりに待ち時間が長かった時に、親が空腹に耐えられなくなり、夫と交代で1人ずつランチを取りに行ったことがあります。
これも大人が2人いるからこそできる行動ですね。

 

また、診察中は子どもを抱っこしていることが多いので、医師の説明をメモすることが難しいです。

こういう時にも大人が2人いれば、子どもを抱っこしていない方がメモを取れますし、そもそも大人2人で同じ話を聞いているので、メモを取っていなくても後から先生の話を抜け漏れなく思い出しやすくなります。

 

なにより、大きな病院では医師から重大な事実を告げられる可能性もあります。
大人1人で聞くよりも、大人2人で聞いた方が、いくぶんメンタル的な負荷は軽減できるかと思います。

 

以上の理由から、なんとか都合をつけて大人2人で受診することをお薦めします。

 

 

質問リスト

先生に聞いておきたいことがあれば、あらかじめリストを作成して持っておくことをおすすめします。

 

質問リストを作っていなかったときは、診察中に子どもが泣き出したりするとそちらに気を取られてしまい、聞きたかったことをど忘れしてしまって、診察が終わってから「あ、これも聞きたかったんだった!」と思い出すことが多々ありました。

なので、最近はいつも質問リストを作ってから診察に臨んでいます。

 

診察時間も限られているので、簡潔に聞きたいことをまとめておくと、先生を煩わせることもないのかな、と思っています。

 

 

まとめ

ただでさえ、大きな病院を受診するのはドキドキで不安だと思います!

慣れないうちは準備万端で臨んだ方が、赤ちゃんも親も余計な疲れをためずに済むと思います。
(大きな病院に慣れるほど行かなくてすむのが一番です!)

 

私の経験が、ご参考になれば幸いです。

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 


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子どもの病気について質問されたら、親はどう答える?

子どもの病気について聞かれた時、皆さんはどのように伝えていますか?

 

「娘ちゃんに会いたい!」と友人が連絡してくれたタイミングでたまたま娘が入院していたり、ママ友と道端でばったり出会ったときに「最近児童館来ないけどどうしたの?」と聞かれたり、なんて説明しようかしら…と迷う場面がたまにあります。

医療器具を付けていたり、病気の症状が見た目で分かる場合なんかも、「どうしたの?」と聞かれることがあるのではないでしょうか。

 

大人の場合は病気であることを知られてもそんなに根掘り葉掘り質問されることはないのでは、と思うのですが、子どものこととなると「なんていう病気なの?」「なんで入院したの?」と詳しく質問をされることが多いな、と感じています。
大人の体に許可無く触る人はいませんが、赤ちゃんには躊躇なく触る方がいるのと、似たような構造な気がしています。

 

あまり親しくない人から子どもの病気について根掘り葉掘り聞かれた際に、その時ちょうどメンタルが落ちていたのもあって、
「え、それ答えないとだめですか?答えてもお互いに何のプラスもないと思いますよ?」
と言いたくなったことがあります。笑

 

私たち親子を心配してくれているのか、ただの興味で質問しているのか、質問される方の真意は分かりませんが、子どものプライバシーをむやみにさらけ出すのも抵抗があるので、必要最低限の回答で済ませるにはどうすれば良いかを考えてみました。

似たような状況に悩んでいる方の参考になれば幸いです。

 

まず大前提として、子どもにとって必要な場合を除いて、子ども本人も、その親も、子どもの病気について話さないでいる権利があると思います。
普段の会話の中で質問されたことに、全て答える義務はありません。

「この人には子どもの病気について話したくない」「今は子どもの病気について話すメンタルの余裕がない」なんていう時は、無理して子どもの病気について話さなくて良いと思います。

 

とはいえ、質問されて何も答えないと変な空気が流れてしまうと思うので、質問者との関係性によって、どのように回答するか予め決めておくと、急に質問されても慌てることがありません。

ここからは、相手別の対処法をご紹介します。

 

 

詳しく病気を説明する必要のある相手

かかりつけ医の休診日等でいつもと違う病院を受診する時、ベビーシッターや一時預かりを利用する時、保育園に入園する時などは、子どもの病気について詳しく説明すべきだと思います。

情報共有が不十分だと子どもの命に関わることもあると思いますので、病名や注意が必要な症状などを中心に、必要な情報は全て伝えた方がいいと考えます。

 

 

配慮をお願いする相手

親の勤務先の上司に子どもの入院・通院のために業務調整を依頼する時など、子どもの病気を理由に配慮をお願いする相手には、相手に納得して動いてもらうためにも、子どもの病気についてある程度詳しく話しておいた方が、スムーズに事が運ぶと思います。

 

どれくらいの期間・頻度で通院が必要なのか、入院の時期や期間の見通し、仕事を休む時間や期間がどれくらいになりそうか、などの情報は、分かる範囲で事前に伝えておいた方が、仕事の融通も効きやすいと思います。

ある程度患者数が多くて有名な病気であれば、病名を伝えた方が話がスムーズかもしれませんね。

 

上司に子どもの病気について伝えた後は、自分が抜けた分の穴埋めをしてくれるであろう同僚にも、「実は子どもが入院することになって、〇日から×日まで休みます。ご迷惑おかけしてごめんなさい。」というように、不在の理由と期間を簡潔に伝えておくべきだと思います。

 

休んだ分の借りは、普段通り働けるようになった時に全力で返しましょう。

 

 

親が心を開いていて信頼できる相手

あなたが心を開いていて信頼できる相手から、子どもの病気について質問されたのであれば、それはあなたとお子さんのことが心配で、何かできることはないかと思ってくれていると、ありがたく捉えてしまいましょう。

もし逆の立場で、私の大事な友人が悩んでいると知ったら、私は自分にできることをなんでもやりたいと考えるからです。

 

話を聞いてもらってあなたが楽になるのであれば、洗いざらい話してしまって良いと思います。
あなたが信頼できる相手であれば、むやみに口外されることもないでしょう。

 

要点を絞って伝える場合は、今後もその相手と関係性を続けていくことを前提にして、知っておいてほしいこと、してほしいこと・してほしくないことなどを予め整理して考えておくのが良いと思います。

 

 

ほどほどに関係性のある相手

私の場合は、本当に信頼している人以外には、角が立たない程度にぼかして回答しています。

 

「大事をとって入院することになったんだけど、色々検査した結果大丈夫だった!もうすぐ退院するよ!」
といった感じで、病気のことをぼやかしつつ、(実際は大丈夫じゃなくても)「大丈夫!」と言い切ってしまえば、それ以上詮索されることはないと思います。

 

医療器具をつけている場合などは、
「念の為つけろってお医者さんに言われたんだよね〜気にしないで!」
といった感じでぼかしつつ言い切ってしまうのが良いと思います。

 

事実を細かく話すよりも、「大丈夫!」「気にしないで!」と言い切ってしまった方が、メンタル的にかなり楽です。
細かく話したところでお互いに何も得しないし、と片付けてしまいましょう。

 

 

ほぼ他人や見知らぬ人

直接私が経験したわけではないのですが、医療機器をつけているお子さんとエレベーターで乗り合わせた時に、年配の女性が「あら、かわいそうね、どうしたの?」とママに聞いている場面に出くわしたことがあります。


私は「かわいそう」というワードが心に引っかかって1人で勝手にモヤモヤしていたのですが、そのママは「お気遣いありがとうございます」とにっこり笑い返して、それ以上はお互い特に何も言わず会話が終わっていました。

そこで「ありがとう」を言えるママに尊敬を覚えると同時に、お礼を言われた側も悪い気はしないだろうし、色んな場面で使えそうだな、と思いました。

 

この一件以降、親しくない人に何か聞かれた時には「お気遣いありがとうございます」と答えているのですが、ぜんぜん質問に答えていないのに、割と高確率でサラッと会話が終わります。笑

あの時エレベーターで乗り合わせたママには感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

 

以上のように、質問してきた方との関係性によって、どのように答えるか予め考えておくことをおすすめします。

ほかにもよい答え方があれば、ぜひコメント等で教えてください。

少し長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 


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