病気の子どもを育てる親が、前向きになる方法を考える

会社員の夫と共に、持病をもつ娘の子育てに奮闘する会社員(育休中)のブログ

大きな病院の待ち時間の長さにイライラしたときにオススメの考え方

はじめに

別記事にも書きましたが、総合病院・公立病院・大学病院などの大きな病院は、待ち時間が長い傾向にあるようです。

娘が通っている大きな病院も、失礼ながら待ち時間が長いです。

 

今回は、そんな大きな病院の待ち時間の長さにイライラした経験のある方に向けた記事になります。

 

そもそも、街のクリニックと違って大きな病院は患者から選ばれる立場ではありません。

大きな病院は、高度な医療を必要としている人(例:紹介状をもらった人、救急搬送された人)に、街のクリニックでは対応できない高度な医療を提供する場だと理解しています。

 

街のクリニックだと患者はお客さまのような対応をしてもらえることが多いですが、大きな病院ではそんなことないなと、娘と通院して感じていました。

また、大変失礼ながら、街のクリニックよりも口調が鋭い方が多い印象でしたし、なんとなく雑に扱われているな、と感じることもありました。

 

そんな大病院へのあまり良くない印象が一変する出来事がありましたので、ご紹介します。

 

大きな病院で待たされなかった体験談

ある日、娘の様子がいつもと違っていて明らかにおかしかったのですが、育児書を見ても同じような症状は書いてありません。
ググってみても何も分かりませんでした。

心配になってすぐに近所のかかりつけ小児科に連絡し、その日の夕方に受診しました。

 

受診したタイミングではいつも通りの様子に戻っていて、先生には

「今はいたって元気で異常はないように見えるので、一晩家で様子を見て、明日の朝も様子がおかしかったら電話してください」

と言われて、その日は帰宅しました。

 

しかし、その夜も、次の朝も、様子がおかしくなっては元に戻る、というのを繰り返していたので、かかりつけ小児科に電話すると、

「念のため○○病院(娘が通っている大きな病院)を受診してください」

と言われました。

 

「予約なしの受診かぁ~これはめちゃくちゃ待たされそうだな~」

と思いながら娘が通っている診療科に電話をかけ、看護師さんに娘の状況やかかりつけの先生から言われたことを説明すると、

「本日診察しますので来てください」

と言ってもらえました。

 

ちょうど娘の離乳食の時間が迫っていたので、能天気な私は、

「外来の受付時間は何時までですか?娘に離乳食をあげてから向かいたいのですが…(どうせ何時間も待たせるんでしょう??)」

と聞いたら、

「空腹じゃないとできない検査もあるのですぐ来てください!万が一来る途中で意識を失うことがあればすぐに救急車を呼んでください!」

と言われて、そのとき初めて事の重大さを理解し、ドキドキしながらすぐに病院に向かいました。

 

病院に着くなり看護師さんがすぐに来て、娘に心拍と酸素飽和度を測るモニターをつけて、

「様子がおかしくなったらすぐに呼んでください!」

と言われ、スタッフ用のインターホンの場所を教わりました。

普段の受診とは全く違う、迅速な対応でした(失礼)。

 

しばらく待合室で座っていると再び様子がおかしくなったので看護師さんを呼ぶと、娘の様子を見るなり

「何かあったときすぐ処置できるように、お部屋で待っていてもらえますか?」

と言われて、その日たまたま空いていた診察室に通されました。

まさか待ち時間に個室をあてがわれるなんて思ってもみませんでした。

 

程なくして主治医の先生が来て診察・検査を行ったところ、娘は即日入院となりました。

さすがに冷静ではなくなっていた私に、主治医の先生はいつもより丁寧かつ穏やかに、娘の病状について説明をしてくれました。

 

そこからベッドの確保などの事務手続きの待ち時間があるので、そのまま診察室で待っているように言われました。

結構長時間待たされていたのですが、娘に何かある度にすぐに看護師さんが駆けつけてくれました。

それだけではなく、看護師さんが

「お母さんトイレとか行かなくて大丈夫ですか?」

「そういえばお母さんお昼食べてないですよね?売店行ってきてください!」

と言ってくれて、娘だけでなく私にまで気を遣ってくれました。

 

私はあまりの急展開を受け入れるのに精一杯だったので、先生や看護師さんの優しさがとてもありがたかったです。

病院に対して「いつも待ち時間長いな」「対応が雑だな」なんて思ってしまって申し訳なかった、と反省しました。

 

おわりに

過去に待ち時間が長いと思ったときには、緊急入院した娘のように急ぎで対応が必要な患者さんがいたのかもしれません。
入院していた患者さんの具合が急に悪くなり、その対応に追われていたのかもしれません。

 

限られた人員と設備でより多くの命を救うために、ある程度優先順位をつけた対応が必要になることは、医療従事者ではない私でもなんとなく想像がつきます。

 

この一件以降、大きな病院で待たされているうちは大丈夫なんだな、と思うようになりました。

少々無理矢理な考え方ではありますが、大病院で待たされる優先順位の低い患者であることを喜ぶのはいかがでしょうか?

元気でいられることは、何よりも喜ばしいことだと思います。

 

好きな本や雑誌でも読みながら、穏やかな気持ちでゆっくりと診察を待ちましょう。

 

大きな病院を受診する際には、以下の記事もぜひ参考にしてください。

kosodate-maemuki.hatenablog.com

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 


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